東日本大震災から一年たった3月15日に東松島市大曲西地区集会所で交流コンサートをして来ました。

2011年10月、第8回訪中公演を無事終え、11月、次年度以降の活動方針を決定する総会を開き、音楽活動、日中友好活動のほかに、長い年月にわたるであろう東日本大震災の復興支援を続けていくことも活動の柱とすることにいたしました。しかし、義援金の窓口などは3月で閉じられるところも多く、長く支援を続けるには直接被災地とつながることが必要、と方法を模索するうち、さまざまな方々との緊密な関係が得られ東松島市大曲地区を直接おたずねする機会に恵まれました。
 
   
日時:  2012年3月15日(木) 10:00〜12:30
   場所:  東松島市大曲仮設住宅  西地区集会所にて
   参加者: 約130人(仮設住宅の方、東北和僑会、黎明ほか)

東松島の「童謡を歌う会」の方も参加下さり、皆で大声で歌い、笑いました。そして涙ぐむことも。
用意しました昼食を食べながら、津波の来た時のことなどいろいろ伺いました。
つらいこともいっぱいあるなか、前向きに歩み出されている様子に私共も元気を頂きました。
そしてお礼にと猫のぬいぐるみを60匹も送っていただきました。感激でまた涙。

これからも息の長い支援・交流を続けていきたいと思っています。

東松島市大曲仮設住宅訪問交流コンサート
津波のためもう住めなくなりました
大曲仮設住宅の方々からお礼にと送られた「猫のぬいぐるみ」
東松島市再訪  2012年8月25日
「歌おう!踊ろう!はまっ子仲間」 コンサート

              日時:2012年8月25日(土)13:30〜15:30
         会場: 東松島市矢本運動公園内にある武道館
         参加者:横浜からの合唱団・・・
                    女声合唱団「黎明」、一ノ蔵男声合唱団、ハマ音合唱団、合唱団「道」
            地元から・・・
                   「笑遊会」のはねこ踊り、「仮設住宅の童謡の会」、「仙台ロシア合唱団」

場された方々と共に歌い、踊り、盛り上がった2時間になった。
このコンサートを楽しみにしておられた日置団長が8月初めより入院加療中のため同行できなかったことは非常に残念だった。参加した15人の団員で「黎明」の十八番 早変わりつきの「真っ赤な太陽」、「津軽海峡・冬景色」を元気に歌い踊った。そして再会した「童謡の会」の方々と共に「村祭」と「夕やけこやけ」を歌うことが出来た。


「東松島夏祭り

この25日は東松島市の2年ぶりの夏祭りで、街は大変な賑わいだった。合唱団もそのお祭りの野外ステージで16時頃から歌うことになっていた。大急ぎで私服に着替え、武道館から矢本駅近くの会場へバスで移動10分。地理不案内で少しうろうろしたため着いた時は、「黎明」の順番になっていた。「黎明さんまだでしょうか」という声にあおられながら、ステージ裏のテントで衣裳に着替えステージへ。真正面からさす西日は強烈でせっかくのお化粧も汗で台無しだった。早変わりには大きな拍手を頂き、暑くても衣裳をつけて歌ってよかったと思った。


その後、ステージ前にある「東松島市ひと・まち交流館―蔵しっくパーク」(もと酒屋さんの屋敷と蔵)の2階のお座敷で「童謡の会」の方と交流会があった。地元でとれた枝豆、ナスのお漬物、梅漬け、フルーツゼリーなど手作りのもの。お祭りの焼きそば、焼き鳥・・・。どれも新鮮でとても美味しく、すっかり御馳走になってしまった。津波で避難した時の子供たちの健気な行動の話などを伺い、当時の大変さがしのばれ涙が出そうだった。来年の秋の「黎明」の演奏会には横浜の舞台で一緒に歌うことを約束してお別れした。

昼間にはブルーインパルスの展示飛行を、夜には花火も見ることが出来て東北のお祭りを満喫した長い一日だった。

東松島に素敵な仲間が出来ました。これからも音楽を通して交流を続けたいと思っています。明るくそして一生懸命に地元の復旧のために活動しておられる皆様から私達は元気を頂いて帰ってきました。